
これまで、投資書籍やセミナー、ネット教材などに熱心に取り組んできたのに、
「なぜか成果が伴わない…」
「大きく勝つどころか、損を重ねてばかり…」
といった悩みを抱えていませんか?
実は、多くの方が“感情”や“予測への執着”に阻まれ、本当の意味での「トレンドに乗る」を実践できずにいます。
そこで本記事では、あの伝説のタートルズが編み出したシンプルかつ徹底したルールとリスク管理を基礎に、さらに実践的な工夫を加えた「超トレンドフォロー戦略」をご紹介します。
最後までお読みいただき、「もう一度、投資で新たなステージに挑戦しよう」と思えるきっかけにしていただければ幸いです。
タートルズの基本的な考え方
タートルズは、相場のトレンドに追随するというシンプルな考え方を大原則としました。相場の先行きは誰にも予測できないからこそ、実際に動き始めたら乗る、そしてルールに従って損失を抑えつつ、利益は伸ばす。このスタイルは、投資経験が長い方ほど「理にかなっている」と感じられるかもしれません。
最大の特徴は「感情を徹底的に排除」し、「規律を守る」点です。これは、タートルズが当時の若いトレーダーにトレーニングしていた際、ゲーム理論・確率論・資金管理などの知識を教え込み、シグナルが出れば迷わず実行する、反対シグナルが出れば潔くやめるといった統一ルールを徹底させたことによります。ここにこそタートルズの成功のカギが隠されているのです。
タートルズが取引する市場の選択
タートルズが重視したのは「流動性の高い市場」です。流動性が高いとは、売買が活発に行われており、思ったタイミングでスムーズに取引できることを指します。具体的には、アメリカのコモディティ(商品先物)や金融先物といった、世界的に人気のあるマーケットを対象にしていました。
なぜ流動性が大切かというと、リスク管理の要になるからです。取引量が少ない市場ですと、価格が急に跳ね上がったり、思わぬ低水準に落ち込んだりして、意図しない損失を抱えるリスクが高まります。タートルズの最大の狙いは「リスクを最小限に抑えながら、市場のトレンドに乗って利益を得る」ことです。流動性の高い市場こそ、その条件を満たしやすいのです。
ポジション・サイジング――ボラティリティに合わせて取引量を調整
タートルズの手法の肝といえるのが、ポジション・サイジング(取引数量の決め方)です。これは、投資で失敗しがちな「損失が出ても塩漬けにしてしまう」「大きく勝てそうだからと許容量以上の資金を突っ込む」といった感情的なミスを防ぐための仕組みです。
タートルズは、「N」という指標を使って各市場のボラティリティ(値動きの大きさ)を測り、どの市場でも1日の変動額がほぼ同じになるようにポジションを調整しました。たとえば、1日の価格変動が大きい銘柄には取引量を少なくし、逆に値動きが小さい銘柄には取引量を多めに持つことで、**「どの銘柄をトレードしてもリスク量が均等」**に近づけるのです。
ボラティリティが高い銘柄に過剰投資すると、短期的に大きく勝つ可能性がある反面、急落時のダメージも大きくなります。このN値をもとにしたポジション・サイジングこそ、長期的に安定した成績を狙うタートルズの工夫なのです。
参入シグナル――ブレイクアウトで相場に乗る
タートルズのエントリーポイント(参入の合図)は**「ブレイクアウト」**でした。ブレイクアウトとは、一定期間の高値・安値といった価格帯を明確に抜けた状態を指します。相場が大きく動き始める際には、たいていこうした「抵抗線や支持線を抜けるタイミング」が発生するのです。
タートルズは、**短期のブレイクアウト(システム1)と長期のブレイクアウト(システム2)を組み合わせ、短いスパンで動きが出たら入る、長いスパンでも大きな動きがあれば乗る、といった柔軟な構えをとっていました。
さらに重要なのは「過去のブレイクアウトで成功したか失敗したかは考えない」という点です。一度の損失で怖くなるのが人間の性ですが、タートルズは「損はビジネスコストである」**と捉えていました。ブレイクアウトが出たら淡々と参加することで、トレンドに乗り遅れずに大きな利益を狙うのです。
損切りと退場シグナル――損失は小さく、利益は伸ばす
どんなに優れた手法でも、損切りラインを明確に設けなければ、いざ相場が逆行したときに大損失を被る可能性があります。タートルズは、N値を使って「どこで損切りをするか」をあらかじめ決めていました。これによって、相場ごとに異なる値動きの特性に合わせたストップロス(損切りライン)を設定し、無理なくリスクをコントロールできるのです。
また、利益が出ているポジションについては、**「トレンドが続く限りは手放さない」という徹底した姿勢を持ちました。どうしても人間は、含み益が出ると早めに利益確定したくなりがちです。しかしタートルズは、「トレンドフォロー」の本質である「大きな流れをつかんだら、その流れが終わるまでは保有し続ける」**というルールを厳守しました。結果的に、勝率そのものはそこまで高くなくとも、大きく勝つときの利益が損失を上回るという構造ができあがるのです。
取引戦略――指値で冷静に、有利な価格を狙う
タートルズは、実際の注文方法でも**「成行注文は避ける」**という方針をとっています。市場が急変動しているときやパニック状態のときに成行注文を入れると、意図した以上に不利な価格で約定してしまうことが多いのです。そのため、指値注文を活用しながら落ち着いてエントリーすることで、余計なリスクを背負わないようにしていました。
強い市場と弱い市場で勝負する
タートルズは、相場全体を見渡して**「最も強い市場では買いポジションをとる」「最も弱い市場では売りポジションをとる」**というシンプルな発想を重視しました。これは、あらゆる指標やチャートの形、出来高(売買高)などを参考にしながら、常に「勢いがあるところを狙う」ということです。結果として、伸びる市場には積極的に乗り、伸び悩む市場には近づかないという、極めて合理的な判断を下せるようになります。
契約の乗り換え(ロールオーバー)――流動性をキープする
先物取引には「満期日」があります。満期が近づいた先物の出来高や建玉数が減少しすぎると、スムーズな売買が難しくなるリスクがあります。そこでタートルズは、満期日が近づく前に新しい限月の契約へ乗り換える(ロールオーバー)ことで、常に流動性の高い状態で取引を続けました。こうした細かいテクニックも、損益に大きく影響するポイントなのです。
一貫性が最大の武器――ルールを守り続ける大切さ
タートルズが最も大事にしていたのは、**「一貫性」**です。システムトレードで一番難しいのは、いざ相場が荒れたときに感情やニュースに惑わされてルールを破ってしまうことにあります。タートルズの伝説的な成果は、どんなときでも決められたシステムに従い続けたことが最大の要因だと言われています。
もちろん、システムトレードといっても**「常に勝てる必殺技」**ではありません。タートルズも幾度となくドローダウン(資金減少)を経験しました。しかし、長期的には正の期待値を持つトレードを繰り返していたからこそ、成果を積み上げることに成功したのです。
タートルズから学ぶべきポイント
・シンプルなルールで相場のトレンドに追随する
予測を当てるのではなく、動きが出てから乗る。あなたは、これまで「先読み」を優先しすぎていませんでしたか?
・徹底したリスク管理
「N値」を使ったポジション・サイジングや適切な損切りラインの設定…理論では知っていても、いざ実行できていますか?
・感情を排除し、一貫性を保つ
システムを守り抜くには、ニュースやSNSの情報に惑わされない強い意志が必要。ルールを破った経験、思い返してみませんか?
・長期的な視点で、損失をビジネスコストと見る
一時的な負けより、続けることで得られる大きなトレンド利益を狙う考え方は、将来の安心感を高めるはずです。
・認知バイアスを理解し克服する
「損切りを嫌う」「少しの含み益ですぐ確定してしまう」――思い当たるふしはありませんか?
まとめ――タートルズの手法は「取りこぼさない」投資の好例
50代から60代の皆さまの中には、「投資に興味はあるけれど、もう時間もないし大負けはしたくない…」という方も多いでしょう。一方で、年金制度や老後資金の不安を考えれば、適切な運用で資産を増やす選択肢は捨てがたいものがあります。
タートルズのトレンドフォロー手法は、大きなリスクを負うのではなく、むしろリスクを最小限に抑えるための工夫が詰まったシステムトレードです。相場の大きな流れに乗り遅れないようにしつつ、常に「どこで損を限定するか」を明確にしているのが特徴といえます。
もちろん、タートルズの手法をそのまま再現するだけですべてが解決するわけではありませんが、「市場の動きを尊重し、感情的な判断を排除し、長期的にコツコツと期待値を積み上げる」という基本姿勢は、どんな投資スタイルにも応用が利くでしょう。投資を再度学ぶ上で、タートルズの取り組みと考え方はきっと大きなヒントになるはずです。
次回は、このトレンドフォロー手法をさらに活かすための具体的なツールや、国内で活用する際のポイントなどについてご紹介する予定です。ぜひお楽しみにしていてください。読んでためになる情報をお届けしながら、皆さまがより安心して将来の資産形成に取り組めるよう、今後もわかりやすく解説してまいります。
◆ 超トレンドフォロー戦略を身につけ、将来の不安に備える
タートルズの伝説的なトレンドフォロー手法を解説しましたが、その手法を応用発展させたものが「超トレンドフォロー戦略」です。
「もっと具体的なチャートの例が見たい」「資金管理の方法を詳しく知りたい」「損切りが苦手な自分を変えたい」――そんな悩みを抱える方にこそ、おすすめしたい戦略です。
これを理解すれば、あなたも「大きなトレンドを見逃さずに、損失は最小限に抑える」投資ができるようになる可能性があります。
さらに詳しい解説や具体的なチャート例、資金管理ツール、心理面の克服テクニックなどは、こちらで詳しくご案内していますので、ぜひご覧ください。

投資力養成プログラムのご提案
「意図的な練習の重要性」が理解できても、「具体的に何をどう練習すればよいか」が分からなければ、結果は変わりません。
今まで学んできた知識を実践に変えるための「適切なトレーニング」が足りなかったのです。
そこで、私たちは「投資力養成プログラム」をご用意しました。このプログラムでは、
- 具体的な目標設定の方法
- コンフォートゾーンを突破するための訓練
- フィードバックを取り入れた実践的な練習
- どんな市場環境でも再現性のある勝ち方の習得
を体系的に学び、トレードで勝つための実戦力を養います。単なる「投資の勉強」ではなく、「トレードで勝つ力を身につける実践型プログラム」なのです。
あなたの未来は、あなたの選択次第
「才能がない」「もう遅い」といった言い訳は、今日で終わりにしましょう。
エリクソン教授の研究が示す通り、成功するのは「才能」ではなく「正しい練習」を積み重ねた人たちです。
「投資力養成プログラム」は、あなたが正しい練習を積み重ね、これまでの知識を実際の利益に変えるための環境を提供します。
このまま「勉強しても勝てないまま終わる趣味」としてトレードを続けるのか、
それとも「将来の不安を解消するスキル」としてトレードを本物のものにするのか――
決断は、あなた自身に委ねられています。
正しい選択をした人だけが、本当の自由を手にすることができるのです。
あなたの知識は、正しい練習によって確実な武器へと変わります。
今こそ、人生経験という大きな強みを活かし、「意図的な練習」によってトレードの実力を飛躍的に向上させる時です。
決断はあなた次第です。